ロシア・コルサコフ港、来年1月1日から簡易ビザで8日間滞在可能に ウラジオストクは陸路国境も対象に

ロシアの簡易ビザ制度が拡充されます。ビザ申請サイトの表示によると、これまでウラジオストク港、ウラジオストク空港に限定されていた出入国地点に、2018年1月1日からロシア沿海地方の陸路国境ポイントとサハリン州コルサコフ港などが含まれるようになります。

新たに申請可能になる出入国地点は、

《海港》

  • サハリン州コルサコフ港  従来の72時間団体限定ビザよりも自由度が高くなります。個人で8日間滞在可能に。)
  • ザルビノ港  韓国ソクチョ港-中国フンチュン市間で旅客の一貫輸送が実現するも運航休止に。新たなフェリー就航の動きもあります。
  • ポシェット港  沿海地方の港湾で中国北朝鮮国境に近い。ザルビノ港の近隣。
  • ペトロパブロフスク・カムチャツキー港  カムチャツカ半島南東部

《道路》

  • ポルタフカ(Полтавка/Poltavka)  ウスリースクと中国黒竜江省牡丹江市東寧県とを結ぶ道路上の国境検問所
  • トゥリ・ログ(Турий Рог/Turiy Rog)  ウスリースクと黒竜江省鶏西市とを結ぶ道路上の国境検問所。ハンカ湖(о́зеро Ха́нка・中国名:興凱湖)の西側湖岸にある。

《鉄道》

  • マハリノ(Махалино/Makhalino)  ウラジオストクと中国吉林省琿春市とを結ぶ鉄道の国境駅。クラスキノ(Краскино)近郊。
  • ポグラニチニ(Пограничный/Pogranichny)  ウスリースクの北西にある、黒竜江省 綏芬河市)とを結ぶ鉄道の国境地点。駅名称はグロデコボ(Гродеково Grodekovo)のことだと思われます。
  • ハサン 北朝鮮とを結ぶ鉄道の国境駅

国境政策が予定通り実施されるかどうかは様子を見てみないと分かりませんが、上記の国境が簡易ビザ制度で開放されると陸海空路を使った自由度の高い旅行が楽しめるようになります。ただし旅客数が多いと思われる道路の『琿春口岸』や『綏芬河口岸』が含まれていません。さらなる拡充に期待したいところです。