ウラジオストクから入国するロシアビザ 8月1日から取得簡素化

ウラジオストクの港や空港などから入国する場合、事前にオンライン申請することで入国時にビザが取得できる制度を2017年8月1日から実施するとロシア極東発展省が発表しました。対象は観光やビジネス目的で「自由港」から入国する日本人や中国人など18カ国の国民で、沿海地方など入域した地域を旅行する人。最大滞在日数は8日間。

まず確実にビザ簡素化の恩恵を受けるのはDBSフェリー(境港-ウラジオストク)とクルーズ客船、ウラジオストク空港に到着する航空便を利用する人。ウラジオストク自由港にはウラジオストク近郊のザルビノ港が含まれますが、現在のところ定期フェリーの発着はなし。白頭山航路(韓国ソクチョ港-ザルビノ港-中国吉林省琿春市)は7月の航路再開が見込まれていますが、中国側のサード報復体制の中で進捗状況は不明。このほかの「自由港」と制定されている入国地点、例えばウスリースクの中ロ国境も簡素化対象と思われますが今の時点では実施確実な情報はありません。サハリンのコルサコフ港や、ウラジオストクから入国してコルサコフ港から出国するルートも対象かどうかも不明です。今後の情報を待ちたいところです。