中台両岸航路は2016年4月の時点で9航路が運航されています。台湾本島と中国大陸を結ぶ5航路のうち、大型貨客フェリー「中遠之星」が就航するのは3航路(基隆-台州、基隆-廈門、台中-廈門)。いずれも船内1泊。残り2航路は高速貨客フェリー「海峡号」「麗娜輪」(台北-福州・平潭)と、「海峡号」(台中-福州・平潭)。所要時間は4時間程度。
中国と台湾本島との間を、大陸に近い台湾領の離島を経由して往来する方法を小三通と呼んでいます。そのうち金門島を経由するルート(金門小三通)は2航路(金門島-廈門・五通ターミナル、泉州・石井港)が運航されています。以前は金門小三通のメインルートだった廈門・東渡ターミナルへ渡る航路がありましたが、2014年4月を最後に休止状態になっています。馬祖を経由するルート(馬祖小三通)は2航路あって、そのうち南竿島-福州・馬尾を結ぶルート(両馬小三通)は外国人の利用も可能。もう1つの北竿島-福州・黄岐ルートは2016年4月に正式開業しましたが、現在のところ外国人の利用は不可。
金門小三通では台湾各都市-金門島の航空券、金門空港-水頭碼頭の送迎バス、金門島-廈門港の乗船券がセットになった連絡運輸チケットの利用が一般的。チケットの名称は復興航空「金廈快線」、立栄航空「金廈一條龍」、華信航空「両岸快易通」など。台湾や廈門市内の旅行代理店で販売されています。両馬小三通にも同様のチケットがあります。
航路 | 船名 | 外国人の乗船※1 | 中国ノービザ上陸※2 | 備考 |
基隆-台州・大麦嶼 | 中遠之星 | ○ | 不要 | |
基隆-廈門・東渡 | 中遠之星 | ○ | 不要 | |
台北-福州・平潭 | 海峡号・麗娜輪 | ○ | 不要 2015.5追記 |
高速貨客船 |
台中-福州・平潭 | 海峡号 | ○ | 不要 2015.5追記 |
高速貨客船 |
台中-廈門・東渡 | 中遠之星 | ○ | 不要 | 夏季は高雄寄港 |
馬祖・北竿-福州・黄岐 | (小型船) | 不可 | — | |
馬祖・南竿-福州・馬尾 | (高速船) | ○ | 不要 | |
金門-泉州・石井 | (高速船) | 不可 | — | |
金門-廈門・五通 | (高速船) | ○ | 不要 | |
金門-廈門・東渡 | (高速船) | ○ | 不要 | (休止中) |
※1:中国籍、台湾籍以外の国籍保持者の利用について。※2:日本人が滞在15日以内ノービザプログラムを利用して中国へ入国する場合。RitaRiyantoさん、へきさんからの情報提供を基に作成。
(2014年12月現在・黄岐航路については2016年4月現在)
Contents
台湾本島と中国を結ぶ航路
基隆-台州
台湾・基隆港と中国浙江省台州市玉環県・大麦嶼港(台州市玉环县・大麦屿港)を結ぶ航路。中国遠洋(COSCO)の「中遠之星」号が就航中。大麦嶼港は台州市中心部から道なりに約90km、温州市中心部から途中フェリー(玉环滚装轮渡航线)を使って道なりに約70kmの場所。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 17:00 |
基隆港 金曜日 18:00 |
>>>> | 台州・大麦嶼港 8:30(翌日) |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 17:00 |
台州・大麦嶼港 土曜日 18:00 |
>>>> | 基隆港 8:30(翌日) |
- 船名: 中遠之星(COSCO STAR)
- 運航会社: COSCO 厦門閩台フェリー(廈門閩台輪渡/厦门闽台轮渡)Xiamen Mintai Ferry 廈門閩台輪渡(中国)、COSCO TAIWAN 中国遠洋企業(台湾)
- 台州発運賃: 最安クラス(通铺)590RMB、標準640RMB、2等770RMB、1等890RMB、VIP部屋3,040RMB、総統部屋4,160RMB、燃サ40RMB
- 基隆港: 基隆港西岸旅客碼頭(West Passenger Terminal)基隆港務分公司、施設利用料等282(TWD)
- 基隆港への交通: 基隆駅、基隆駅前バスターミナルから駅前道路を北に約300m
- 台州・大麦嶼港への交通: 台州・大麦嶼港周辺のガイド
- 予約・問い合わせ:厦門閩台フェリー(厦门闽台轮渡)の公式サイトオンライン予約システムまたは個人予約専用受付(散客订票电话:0592-6011758(中国))から電話予約。COSCO TAIWAN 電話:+886-2-2778-6797 FAX:+886-2-2778-5212 台北市敦化北路88號5樓(台北)
基隆・西岸旅客碼頭
(写真提供: RitaRiyanto さん)
(2015.5.1現在)
外国人でもノービザ乗船できます
以前、基隆-台州大麦嶼航路は個人客は乗れないようだと案内していましたが、現在では外国人の個人客も乗船できます。日本人が大麦嶼港から中国へ上陸する場合もノービザ入国プログラムが適用されます。
厦門閩台フェリー(厦门闽台轮渡)の公式サイトオンライン予約システムまたは個人客予約専用受付(散客订票电话:0592-6011758(中国))から電話予約で。2014/12/28現在
基隆-廈門
基隆港と福建省廈門(アモイ・厦门)港の東渡ターミナルを結ぶ航路。「中遠之星」が週1往復運航。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 |
基隆港 日曜日 19:00 |
>>>> | 廈門港・東渡 8:30(翌日) |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 |
廈門港・東渡 木曜日 18:00 |
>>>> | 基隆港 8:30(翌日) |
- 船名: 中遠之星(COSCO STAR)
- 運航会社: COSCO 厦門閩台フェリー(廈門閩台輪渡/厦门闽台轮渡)Xiamen Mintai Ferry 廈門閩台輪渡(中国)、COSCO TAIWAN 中国遠洋企業(台湾)
- 運賃: 台湾発運賃・燃料サーチャージ200(TWD)、中国発運賃・燃料サーチャージ40(CNY)
- 基隆港: 基隆港西岸旅客碼頭(West Passenger Terminal)基隆港務分公司、施設利用料等282(TWD)
- 基隆港への交通: 基隆駅、基隆駅前バスターミナルから駅前道路を北に約300m
- 廈門港: 廈門東渡国際フェリーターミナル(厦门东渡国际邮轮中心)
- 廈門港への交通: 廈門港周辺のガイド・東渡国際フェリーターミナル
- 予約・問い合わせ:厦門閩台フェリー(厦门闽台轮渡)の公式サイトオンライン予約システムまたは個人予約専用受付(散客订票电话:0592-6011758(中国))から電話予約。COSCO TAIWAN 電話:+886-2-2778-6797 FAX:+886-2-2778-5212 台北市敦化北路88號5樓(台北)
(2014.12.28現在)
台北-福州・平潭
台北港と福建省福州市平潭県澳前鎮(平潭县澳前镇)の平潭港・澳前旅客ターミナルを結ぶ航路。2017年7月~12月の運航スケジュールは、麗娜輪(丽娜轮)が火曜日と水曜日に運航。海峡号が金曜日と土曜日に運航。平潭港は福州市中心街から道なりに約130km、平潭中心街から約9km。
海峡号台湾側代理店の公式サイト運航スケジュールが見やすいです。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 7:30 13:00 |
台北港 麗娜輪 9:00 海峡号 14:30 |
>>>> | 福州・平潭港 12:00 17:30 |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 7:30 13:00 |
福州・平潭港 海峡号 9:00 麗娜輪 14:30 |
>>>> | 台北港 12:00 17:30 |
- 船名: 海峡号、麗娜輪(丽娜轮)
- 運航会社: 福建海峡高速客滾(海峡号) CSF海峡高速(台湾) 、東聯航運 Facebook公式アカウント(麗娜輪)
- 運賃: 平潭港-台北港/台中港 運賃表 一覧表の上半分が事前に予約購入した場合の割引金額、下半分は乗船当日に窓口で購入する場合の金額。 普通席(標準舱)。当日運賃は海峡号、麗娜輪ともに普通席640(CNY)3,150(TWD)、特等席(头等舱)850(CNY)4,150(TWD)。事前運賃は当日運賃の約6%引き。ターミナル使用料:平潭30(CNY) 台北350(TWD)(2017年度)
- 予約・問い合わせ: 電話400-1111-333(中国内フリーダイヤル)、0591-23178916(平潭)、公式サイト連絡先ページ
- ex-ah6mf さんのコメントによると、平潭港から福州へ直行するバスの乗車券を台北港窓口で販売。(2016/05/07追記)
- 福州・平潭港への交通: 福州・平潭港周辺のガイド参照。
- 台北港への交通: 台北港周辺のガイド参照
麗娜輪のエコノミー船室の様子です。写真奥は前方。広々とした造りで、船室の周囲は前方も含めて広くスペースが取られており、窓際はラウンジ形式になっています。椅子が右側から4+3+3席、中央部にトイレ等、左側にも3+3+4席があります。船内は清潔。レストランは無いが、Kiosk程度の売店はあります。その売店に、台湾の入国カードが置かれていました。
情報&写真提供: RitaRiyanto さん(2014年9月に乗船)
ヨコスカ特快さんから、海峡号に乗船して台北から平潭への旅行体験コメントをいただきました。ぜひご参照ください。(2016年3月に乗船)
(2017.6.13現在)
台中-福州・平潭
台中港と福州市平潭港を結ぶ航路。2017年7~12月は海峡号が月曜日、木曜日、日曜日に運航。麗娜輪が就航したこともありました(2016年4月~12月)。
海峡号台湾側代理店の公式サイト運航スケジュールが見やすいです。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 13:00 |
台中港 14:30 | >>>> | 福州・平潭港 17:30 |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 7:30 |
福州・平潭港 9:00 | >>>> | 台中港 12:00 |
- 船名: 海峡号、麗娜輪(丽娜轮)
- 運航会社: 福建海峡高速客滾(海峡号) CSF海峡高速(台湾) 、東聯航運 Facebook公式アカウント(麗娜輪)
- 運賃: 平潭港-台北港/台中港 運賃表(2017年6月まで) 一覧表の上半分が事前に予約購入した場合の割引金額、下半分は乗船当日に窓口で購入する場合の金額。 普通席(標準舱)。当日運賃は普通席640(CNY)3,150(TWD)、特等席(头等舱)850(CNY)4,150(TWD)。事前運賃は当日運賃の約6%引き。ターミナル使用料:平潭30(CNY) 台中350(TWD)(2017年度)
- 予約・問い合わせ: 電話400-1111-333(中国内フリーダイヤル)、0591-23178916(平潭)、公式サイト連絡先ページ
- 福州・平潭港への交通: 福州・平潭港周辺のガイド
- 台中港への交通: 台中港周辺のガイド
(2017.6.13現在)
台中-廈門
台中港と福建省廈門市の東渡ターミナルを結ぶ航路。「中遠之星」が週1往復。2014年夏季は廈門港出発便のみ、高雄に寄港した。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 |
台中港 水曜日 21:00 |
>>>> | 廈門港・東渡 8:30(翌日) |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 |
廈門港・東渡 火曜日 19:00 |
>>>> | 台中港 8:30(翌日) |
- 船名: 中遠之星(COSCO STAR)
- 運航会社: COSCO 厦門閩台フェリー(廈門閩台輪渡/厦门闽台轮渡)Xiamen Mintai Ferry 廈門閩台輪渡(中国)、COSCO TAIWAN 中国遠洋企業(台湾)
- 2014年夏季の運航ダイヤ: 廈門港・月曜日19:00発-高雄港・火曜日8:30着/21:00発-台中港・水曜日8:30着、台中港・水曜日21:00発-廈門港・木曜日8:30着
- 運賃: 台湾発運賃・燃料サーチャージ200(TWD)、中国発運賃・燃料サーチャージ30(CNY)
- 台中港: 施設利用料等282(TWD)
- 台中港への交通: 台中港周辺のガイド
- 高雄港: 高雄港国際旅運中心 [地図] 高雄市捷興一街 高雄捷運「西子灣」駅2番出口から南へ約300m
- 廈門港: 廈門東渡国際フェリーターミナル(厦门东渡国际邮轮中心)
- 廈門港への交通: 廈門港周辺のガイド・東渡国際フェリーターミナル
- 予約・問い合わせ:厦門閩台フェリー(厦门闽台轮渡)の公式サイトオンライン予約システムまたは個人予約専用受付(散客订票电话:0592-6011758(中国))から電話予約。COSCO TAIWAN 電話:+886-2-2778-6797 FAX:+886-2-2778-5212 台北市敦化北路88號5樓(台北)
(2014.12.28現在)
「中遠之星」乗船記 じゅげむさん
さて、行ってまいりました。まずフェリーですが、予定時刻より15分ほど早く出発し、到着も早めでした。乗客は12~3名しかおらず、基本みんな個室状態でした。日本人は私一人です。従業員の中に、日本語が少しできる男性がいました。船内アナウンスは中国語でしたが、朝食時に私がしばらくもたもたして行かずにいると「日本の方、朝食は無料でサービスしております」と追加でアナウンスしてくれました(笑)。乗客が少ないからか、船内の施設は縮小開業傾向で、例えば湯船に湯が張られていないのは残念でした。でも熱いシャワーがたっぷり出るだけでありがたいですね。船内の売店では、食べ物はおつまみ系のお菓子かカップ麺くらいで、あまり選択肢はありませんでした。餐厅は無駄に広いです!
じゅげむ さんのコメントから転載(2016年5月に乗船)
COSCO台北支社で乗船予約 RitaRiyanto さん
さて今回、無事に台中港から厦門港への船に乗れた訳ですが、その勝因はやはり台北のCosco本社で予約した事だと思っています。予約無しで台中港に行くと、ビザの問題で乗船を拒否される可能性が排除できません。台北で予約する事をお勧めします。
MRT南京東路站から500m弱の距離です。5階の窓に、COSCOの文字が見えますね。玄関を入ると受け付けがあり、Coscoに行くと言って記帳すれば入館できます。エレベータで5階に上がり、Coscoの受け付けでフェリーの予約をしたい旨を告げると、中から担当者が出て来ます。この会社はコンテナの海運会社で、外来者のほとんどは貨物営業の代理店の人達です。フェリーの乗客は想定していないようですが、フェリー営業の担当者もいるため邪険には扱われません。
この日はフェリー予約の旨を告げると、一応は中国ビザについて聞かれました。日本人はビザ不要である事を説明し、私のパスポートに中国ビザが無いにも関わらず中国の入国スタンプがある事実を見せると、それで納得してくれました。パスポートのコピーを取られ、予約完了です。発券は台中港でするよう指示され、ここでの発券はありませんでした。予約したという何らかの証拠が欲しいと言うと、確認のメールを送ってくれました。台中港では乗船券からの発券でしたが、台北での予約が伝わっており、何も訊かれる事なく発券できました。
運賃等は次の通り。台中港発廈門港行き:運賃=エコノミー2,500台湾元、燃油費=150台湾元、港湾使用料=282台湾元。
情報&写真提供: RitaRiyanto さん(2014年10月)
「中遠之星」乗船記 RitaRiyanto さん
台中港はフェリーターミナルのすぐ裏が岸壁になっており、搭乗橋にての乗船になります。乗客が少なかった事もあるのですが、台湾人主体の乗客のため、整然とした乗船でした。中韓航路の阿鼻叫喚とした乗船と対照的です。
エコノミーの船室です。船の両舷は上級クラスの船室に当てられており、エコノミーは船中央部の窓無し部屋です。写真のとおり、2段ベッドが奥の方に3台並んだ6人部屋です。ベッド横のスペースが極端に狭く、満員になるとカバンで足の踏み場も無くなりそうです。この日は私一人で部屋を使ったので、問題はありませんでしたが。ベッド幅は80cmで、ちょっと窮屈です。白いシーツが上下に掛けられた、清潔なベッドです。
船内で食べた夕食です。乗船と同時に食堂が開きます。メニューは、炒飯等の簡単なものが5種類だけ。写真はその中の炒飯で、これが25中国元もします。高いですが、腹を空かせていたので食べました。
船内放送は、中国語/英語/日本語の3ヶ国語あり、ビックリ。接客担当の乗員に、一人日本語のできる人が乗っていました。船は港を出ると、ものすごく揺れだし、早々とベッドに横になりました。下船前に船内の案内所で中国の入国カードを要求したのですが、置いていませんでした。
「中遠之星」外観
香港籍だったのか
情報&写真提供: RitaRiyanto さん(2014年10月に乗船)
はるむこたんさんが船内の様子をブログで紹介されています。台湾・台中港から中国・厦門東渡国際フェリーターミナルへ船に乗船、海路国境越えを自転車とするをどうぞ。(2017年4月に利用、2017/08/11追記)
馬祖小三通
馬祖・北竿-福州・黄岐
台湾・馬祖列島の北竿島白沙港と福建省連江県(连江县)黄岐港を結ぶ航路。馬祖小三通の中でも黄岐小三通と呼ばれる。外国人は利用できない。黄岐は福州市中心部から約70km離れた黄岐半島にある港町。2015年12月から試験開業、2016年4月から正式開業。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 出発1時間前 |
北竿・白沙港 10:00 15:00 |
>>>> | 福州・黄岐港 10:30 15:30 |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 |
福州・黄岐港 10:00 15:00 |
>>>> | 北竿・白沙港 10:30 15:30 |
- 船名: 閩珠8號、安麒2號
- 月例運航時刻表: 台湾交通部航港局・小三通航班表下載
- 黄岐側のフェリーターミナルの名称は「福州港黄岐客运站」、正式名称は「福州黄岐对台客运码头(福州黄岐対台客運碼頭)」
- 黄岐と連江県閩運バスターミナル(连江县闽运汽车站)、福州華威バスターミナル(福州華威汽车客运站)を結ぶ連絡バスが運行されているようです。発車時刻などは馬祖日報の記事を参照してください。
- 【注意】台湾籍以外の人は利用できない。中国籍の人については確認できませんでした。
(2016.4.28現在)
馬祖・南竿-福州・馬尾
馬祖列島南竿島の福澳港と福州市の馬尾港(马尾港)を結ぶ航路。馬祖小三通のメインルート。馬尾小三通、両馬小三通とも呼ばれる。高速船が毎日1往復。運航ダイヤの詳細は台湾交通部航港局の馬祖地区小三通を参照してください。
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
出国手続き 締切時間 13:00 |
南竿・福澳港 14:00 | >>>> | 福州・馬尾港 15:30 |
出発 | 到着 | ||
---|---|---|---|
乗船手続き 締切時間 8:30 |
福州・馬尾港 9:15 | >>>> | 南竿・福澳港 10:45 |
- 船名: 安麒、金龍、閩珠8號
- 月例運航時刻表: 台湾交通部航港局・小三通航班表下載
- 福州・馬尾港: 福州港馬尾ターミナル(福州港马尾客运站) 公式サイト(ほとんど参考にならない)
- 運賃: 大人片道1,300台湾元、往復2,500台湾元(2016年4月現在)
- 問い合わせ: 八閩旅行社 南竿+886-836-23933 台北+886-2-25029393、三臨旅行社 南竿+886-836-023868 中国福州+86-591-88523030 福州市五一北路171号26号新都会花园广场
- 南竿・福澳港への交通: 馬祖列島・南竿島の中心港。島内バスは約30分毎に運転。馬祖南竿空港から台北松山空港へ1日6便、台中空港へ1便運航。福澳港と基隆港を結ぶ貨客船「新華航業・臺馬輪」が通年運航。台湾本島との交通は観光局馬祖国家風景区台湾-馬祖の交通が詳しい。(臺馬輪は近く退役、代わって「台馬之星」が就航する見込み)
- 南竿・福澳港のフェリーターミナルについて: 両替施設なし、ATMなし、飲食店なし、売店なし(隣接する国内航路ターミナルにコンビニ7-11あり、品揃えは本土と同じ)、免税店なし(到着側)、荷物一時預かりはなし、無料Wi-Fiなし。国内航路ターミナルに台湾政府観光局の案内所あり。英語が使えます。(2015年1月現在、RitaRiyantoさん提供
国内航路ターミナルにATM、コインロッカーあり。建物外にある郵便局で人民元との両替が可能。ATMもあり。(2017年3月利用、はるむこたん提供。詳細ははるむこたんさんのコメントとブログ『職業:魔法使い死亡@舞台探訪中 中国・福州港馬尾から台湾・馬祖南竿島・福澳港の船に乗船、海路国境越えを自転車とする』をご参照ください。北竿島への国内航路の様子も紹介されています。2017/08/10追記) - 福州港馬尾ターミナルへの交通: 福州・馬尾港周辺のガイド
南竿島・福澳港と福州市・馬尾港を結ぶ「閩珠捌號」
南竿・福澳港
(写真提供: RitaRiyanto さん)
(2015.5.1現在)
金門小三通
金門島・水頭碼頭と廈門市、泉州市を結ぶ航路です。以下3航路のうち廈門の東渡国際フェリーターミナル(厦门东渡国际邮轮中心)とを結ぶ航路は小三通のメインルートでしたが、東渡ターミナル改装を理由に2014年4月24日から運航休止状態。
- 月例運航時刻表: 台湾交通部航港局・小三通航班表下載
- 金門・水頭碼頭の乗船手続き締切時間: 予約客は出航40分前まで。以降はキャンセル待ち旅客の手続き開始。託送荷物は20分前まで受付。託送荷物なしの乗客は10分前まで。
- 金門・水頭碼頭への交通: 金門島・水頭港周辺のガイド
- 問い合わせ: 水頭碼頭旅客服務台(金門港務所)電話:(082)324280
金門-泉州・石井
金門島と福建省泉州市石井鎮の石井龍祥碼頭(石井龙祥码头)を結ぶ航路。高速船が毎日5往復。所要約1時間。
【注意】外国人は利用できない。福建省住民と台湾籍のみ乗船できる。(IRIIさんのコメントより 2014/11/16)
- 船名: 泉金輪、蓬江輪
- 運賃: 金門発650(TWD)廈門発150(CNY)、ターミナル使用料など:金門100(TWD)
(2014.12.28現在)
金門-廈門・五通
金門島の水頭碼頭と廈門の五通旅客ターミナル(五通客运码头)を結ぶ航路。金門-廈門・東渡間の休止により増便され、現在は両港から8:00~18:30に概ね30分間隔で出発。朝は15分毎、夕方は60分毎。所要時間は約30分。(2017/08/11追記)
- 運賃: 標準運賃・金門発650(TWD)廈門発150(CNY)、割引運賃・金門発550(TWD)廈門発110(CNY)、ターミナル使用料など:金門100(TWD)廈門30(CNY)
- 廈門・五通旅客碼頭(五通客运码头)への交通: 廈門港周辺のガイド・五通フェリーターミナル
週末や連休は当日券が手に入らないほど混雑するそうです。両替事情についてもBritonさんからコメントをいただきました。コメントは“こちらとこちら(2017/08/11追記)。
(2014.10.18現在)
金門-廈門・東渡
金門島と廈門の東渡国際フェリーターミナル(厦门东渡国际邮轮中心)を結ぶ航路。現在は休止。
- 廈門港への交通: 廈門港周辺のガイド・東渡国際フェリーターミナル
(2014.10.18現在)