ハートランドフェリーの国際航路(稚内-ロシア・コルサコフ港)は稚内港国際旅客ターミナルから発着します。国際ターミナルの建物の向かい側に利尻島、礼文島行きのターミナルがあって、札幌からの高速バスの一部と稚内空港からの連絡バスが到着します。最寄り駅はJR稚内駅。タクシーで所要約5分、徒歩で約15分。稚内駅とフェリーターミナル間の路線バスはありません。
南稚内駅周辺からはタクシーで約10分。または稚内バスターミナル方面行きのバスに乗ってバス停「中央3丁目」で下車、そこから東へ約500m。ノシャップ岬方面行きのバスに乗った人は「稚内市役所前」で下車、東へ徒歩約10分。
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Contents
稚内港国際旅客ターミナル
フェリーターミナル内の設備について
両替 | ATM | 飲食店 | 売店 | 免税店 | 施設利用料 |
× | × | ○ | ○ | × | ¥400 |
(2010年8月現在)
- 国際フェリーターミナル向かい側にある利尻、礼文島行きターミナル内のコンビニエンスストアとレストランが早朝から営業しています。コインロッカーも併設。国際航路ターミナルにはジュースの自販機が1台あるのみ。
- フェリーターミナルの西側に稚内市ポートサービスセンターがあって、有料シャワー、コインランドリー、コインロッカーの利用が可能。休憩室の利用は無料。夏季以外は午前中のみの営業。祝祭日と月曜日は休み。
- 施設利用料は12歳以上が400円。6歳以上12歳未満は200円。
(写真提供: はにー さん 2010年8月撮影)
周辺地図
地図アイコンについて
旅の準備に
ATM、外貨両替
フェリーターミナル最寄りのATMは北海道銀行稚内支店のATM。各都市銀行のキャッシュカードが利用可能。稚内駅とバスターミナル周辺からは北洋銀行稚内支店が近い。北洋銀行の窓口で外貨両替、トラベラーズチェックの売買が可能。
稚内郵便局のATMではクレジットカードのほか、海外発行のキャッシュカード、クレジットカードを使って日本円が引き出せる。窓口では外貨両替、トラベラーズチェックも取り扱い。
食料品、旅行用品の購入
食料品は国内航路ターミナル内のコンビニ風のストアと、稚内駅からフェリーターミナルへ向かう途中の中央4丁目交差点のコンビニチェーン店(セイコーマート稚内中央店)で確保できる。稚内駅の西200mほどのところにサッポロドラッグストアの稚内店があって、薬のほか食料品などが購入できる。郵便局のある県道沿い50mほど北に書店、500mほど北にベスト電器稚内えびな店がある。
宿泊
フェリーターミナル最寄りのホテル
フェリーターミナルと稚内駅の北側に稚内全日空ホテルがあって、オンライン予約が可能。
経済的なホテル
稚内駅の北東側と南稚内駅周辺に多くのビジネスホテルあります。フェリーターミナルに近いのは稚内サンホテル、ふなき旅館、旅館さいはて、稚内ステーションホテルなど。旅館の素泊まりなら1泊5000円未満で宿泊が可能。
稚内バスターミナルの北にある公園の西側に、稚内モリシバユースホテルがあります。
一晩を過ごすもう一つの方法
夏のシーズン中には稚内港の北防波堤ドームでテントを張るツーリング旅行者の姿も。
フェリーターミナルへの交通
札幌(高速バス)
宗谷バスと銀嶺バスの高速バス「特急わっかない号」「特急はまなす」号の一部の便がフェリーターミナル前に到着。1日に片道6便運行。夜行便は札幌(大通りバスセンター)23:00出発、早朝5:30にフェリーターミナルに到着。フェリーターミナル内のカフェとコンビニが5:30から営業しているので、そちらで休憩できる。
札幌行きは第10便がフェリーターミナルから16:40出発、札幌に22:30到着。夜行便は稚内駅前バスターミナルから23:00出発、札幌に翌朝5:30に到着。バスは全席予約制。
札幌(JR特急)
札幌駅から「特急スーパー宗谷」が1日2往復、「特急サロベツ」が1往復運行。所要約5時間。夜行列車の運行はない。稚内駅からはタクシーで所要約5分、または徒歩約15分。札幌からはフェリーとの接続時間の相性が悪く、稚内で宿泊が必要。
稚内からは最終の「特急スーパー宗谷4号」に乗り継ぎが可能。稚内駅を16:51に出発、札幌駅には21:50に到着。
稚内空港
空港ターミナルからの連絡バスはフェリーターミナルが終点。しかしフェリー出発の当日中に乗り継ぎができる航空便は無い。
フェリーターミナルから空港へは、最終の千歳便に連絡するバスに乗り継ぎできる。フェリーターミナル出発は16:10、空港ターミナルに16:45到着。千歳空港行きANA4844便は17:25出発、18:25到着(2010年9月現在)。関空便と名古屋便(いずれも季節運航便)、羽田便は当日の乗り継ぎはできず、稚内で宿泊が必要。空港連絡バスの運賃は950円。
近隣の観光スポット
北防波堤ドーム
かつて稚内-大泊(現在のコルサコフ)を結んでいた鉄道省の稚泊航路があった時代に、稚内桟橋駅から桟橋まで移動する乗船客や線路を保護するために整備された防波堤。現在も改修工事を経て防波堤の機能を担いつつ、ギリシャ風円柱を用いた当時の建築を伝えている。北防波堤ドームの先には稚泊航路記念碑があって、先人達の旧樺太への往来を知ることができる。
野寒布岬とノシャップ寒流水族館
宗谷湾に突き出た野寒布岬と、そのたもとにある寒冷海域をテーマにした水族館。野寒布岬からは天候が良ければ海峡を挟んで利尻富士を望めることも。
ノシャップ寒流水族館ではクリオネ、フンボルトペンギンのほか数多くのゴマアザラシが飼育されていて、アザラシショーを見学することができる。最寄りのバス停は「ノシャップ2丁目」。稚内駅周辺から宗谷バスで所要約15分。日中は約15分間隔で運行。バス停から水族館まで徒歩約5分。
副港市場
副港市場は、JR稚内駅と南稚内駅の中間にあるショッピングモールや飲食店、温泉施設を取りそろえた複合施設。海産物などのみやげ物店のほか、日帰り天然温泉、食品スーパー、ファストフード店、居酒屋、ロシア料理店が並んでいる。メジャーリーガー松坂大輔の公式記念館も併設。JR稚内駅から約1.2km、徒歩約15分。バス停:港2丁目すぐ。
謝辞: このページは、はにー さんの取材情報を基に作成しました。
2010年8月現在