東京からソウルへ

このページの情報は2010年頃のものです。『発着港周辺のガイド』に各都市からのアクセス方法を紹介していますのでご参照ください。

日本からのフェリーが発着する韓国側の都市は、東海岸のトンヘ(東海)と釜山です。トンヘには鳥取県境港市から夜行フェリーが週1便、釜山へは大阪、下関、福岡から昼行フェリー、夜行フェリーあわせて4つの航路が就航しています。

韓国上陸後、トンヘからソウルへは高速バスが便利。所要3~4時間程度で到着します。釜山からソウルへはKTX(韓国高速鉄道)で所要2時間40分~3時間程度。入国審査や乗りかえ待ち時間を含めて、釜山港到着から約5時間程度でソウルに到着できます。ソウルへはKTXの他に、在来線のセマウル号、ムグンファ号のほか、高速バス、釜山近郊の金海国際空港から航空便の利用も可能です。

新潟-ソクチョ航路は2009年9月から運航停止中。再開時期は未定です。

(このページの情報は2010年3月26日現在)

博多港経由でソウルへ
東京出発の当日中に到達する最速ルート

福岡の博多港からは一般型のフェリー・カメリアラインとボーイング社が開発したジェットフォイル高速船・ビートル号/コビー号が就航しています。これらの昼行便を利用すると、東京を出発したその日のうちにソウルへ到着します。

東京から博多港へ

航空機で行く

羽田空港から福岡空港へ早朝6時半前後に出発する各社の始発便を利用すると、午前中の高速船に乗り継いで午後の早い時間に釜山に到着。羽田空港を午前中に出発する便を利用すると、午後の高速船に乗り継いで釜山には夕方頃に到着します。

福岡空港から博多港までタクシーで所要約15分、地下鉄とバスを乗り継いで約40分です。

新幹線で行く

東京駅を朝に出発するのぞみ号を利用すると、午後出発の高速船に乗り継いで夕方頃に釜山に到着します。JR博多駅から博多港までタクシーで所要約10分、バスで約15分です。

瀬戸内海を夜行フェリーで行くプラン

関西と北九州の新門司港を結ぶ夜行フェリーを利用します。阪九フェリーが泉大津港と神戸港(六甲アイランド)から、名門大洋フェリーが大阪南港から出発。各社とも第2便は夜8時頃の出港なので、東京を午後に出発しても間に合います。新門司港に到着した後はJR門司駅、小倉駅まで無料送迎バスで移動。小倉駅から博多駅までJR利用で所要約1時間10分、1,250円。高速バスなら所要約1時間20分、1,100円。門司駅から下関駅までJRで所要7分、220円。

大阪経由でソウルへ
瀬戸内海とナイトクルーズが楽しめるルート

パンスターライン

韓国の海運会社、パンスターラインが大阪から週3便を運航。大阪南港を午後に出航して、翌日の朝に釜山に到着します。太陽の出ている時間帯に明石海峡大橋、季節によりますが夕暮れから日没後に瀬戸大橋の下を通過、深夜に関門海峡を通るルートです。瀬戸内海の風景と夜景が楽しめます。

東京から大阪港へ

新幹線で行く

フェリー会社の連絡バスがコスモスクエア駅から運転されています。新大阪駅の新幹線ホームからコスモスクエア駅まで、地下鉄を乗り継いだ場合の所要時間は約45分。東京駅を朝9:00~9:30頃に出発するのぞみ号を利用すると余裕を持って移動できます。東京~(「のぞみ」約2時間35分)~新大阪~(地下鉄御堂筋線+中央線 約30分)~コスモスクエア、全体の所要時間は約3時間。

高速バスで行く

夜間高速バスを利用すると格安で移動できます。

大阪キタのバスターミナルはJR大阪駅桜橋口、阪急三番街、ハービスOSAKAの3つあります。いずれも地下鉄御堂筋線梅田駅までゆっくり歩いて5分程度の場所です。

大阪ミナミのバスターミナルはOCAT(大阪シティエアターミナル)と、なんば高速バスターミナルの2ヶ所です。地下鉄四つ橋線なんば駅までOCATから徒歩3分、なんば高速バスターミナルから徒歩約10分です。

下関港経由でソウルへ
最も早い時間にソウルに到着できるルート

関釜フェリー / 釜関フェリー

関釜フェリーは下関港から毎日19:00に出発する夜行便です。所要時間は約13時間半。博多港からのカメリアラインに比べて所要時間が長く掛かっていますが、これは下関港、釜山港の入国管理施設の業務時間に合わせるためです。それでも日本から釜山へ向かうフェリー便では、この関釜フェリーが最も朝早くに着きます。

日本側の関釜フェリーと韓国側の釜関フェリーの共同運航です。

東京から下関港へ

フェリーが発着する下関国際ターミナルはJR下関駅から近く、駅から歩道橋を歩いて約7分です。

新幹線で行く

最寄り駅は山陽新幹線の新下関駅。在来線に乗換えてJR下関駅で下車します。東京~(「のぞみ」約2時間35分)~新大阪~(「ひかり」約2時間15分)~新下関~(在来線約10分)、全体の所要時間は約5時間30分。

新下関駅に停車する「こだま」は約1時間おき。少し遠回りで乗り越し運賃が必要になりますが、全列車が停車する小倉駅で下車して在来線で下関駅へ向かうルートが便利です。東京~(「のぞみ」約5時間00分)~小倉~(在来線約15分)~下関、全体の所要時間は約5時間30分。

航空機で行く

北九州空港を経由するルートです。羽田空港を正午頃までに出発する便を利用すると、下関港のフェリーターミナルまで時間に余裕を持って移動できます。羽田空港~(航空機 約1時間45分)~北九州空港~(空港連絡バス 約1時間)~下関、全体の所要時間は約3時間10分

早朝にソウルに着きたいなら、
釜山から夜行便を利用

コビー号最終便やカメリアラインなどで夕方に釜山港に到着して、その日の深夜に出発する夜行便を利用するルートです。

セマウル号・ムングファ号

釜山-ソウル間は高速鉄道のKTX以外にも、在来線特急のセマウル号、急行のムングファ号が運転されています。セマウル号は所要時間が短く、ソウル駅に真夜中に着いてしまいます。早朝まで車中に留まりたい方は出発時間の遅いムングファ号の利用をお勧めします。

釜山駅 >> ソウル駅
セマウル号・1010便 ムングファ号・1226便
釜山駅(出発) 22:25 23:00
ソウル駅(到着) 3:10(翌日) 4:20(翌日)

高速バス

釜山地下鉄1号線の終点、老圃洞駅(ノポドン駅)に隣接している釜山総合バスターミナルから韓国全土へ向けて高速バスが発着しています。ソウル行きは日中は約15分間隔、夜22時から24時過ぎまでは5~20分間隔で出発しています。所要時間は約5時間半ですが、大型連休など帰省シーズンは高速道路が渋滞して到着が大幅に遅れることがあるので注意が必要です。

  • フェリーで海外旅行へ行こう! 釜山港周辺の交通ガイド: フェリーターミナルから釜山駅、バスターミナルへの移動方法など

境港、トンヘ経由でソウルへ
日本海を渡る最安ルート

DBSクルーズフェリー

鳥取県境港市と韓国江原道のトンヘ(東海)市を結ぶ航路です。日韓航路で最安の2等運賃(対馬航路を除く)が設定されています。夜に出発して翌朝に到着する便利な運航ダイヤですので、昼間の時間を有効に使えます。

東京から境港へ

早くて便利なのは飛行機利用。米子空港からフェリー連絡バスが出発するJR境港駅までタクシーで所要約10分。便数が多くて便利なのは新幹線+岡山から「やくも号」。やくも号は約1時間間隔で運転。品川から深夜高速バスもあります。

航空機で行く

羽田空港を10時30分頃に出発する便を利用すると、正午頃に米子空港に到着します。フェリー出発まで境港観光を楽しめます。羽田空港~(航空機 約1時間20分)~米子空港~(タクシー約10分、バス約30分)~JR境港駅、全体の所要時間は約2時間。

新幹線+やくも号で行く

岡山駅で伯備線の特急やくも号に、米子駅でJR境線に乗り換えます。東京から境港駅まで所要約6時間30分。

高速バスで行く

品川バスターミナルから米子駅前行きの夜行バスがあります。所要約10時間30分。日本交通、日の丸自動車、京浜急行バスの共同運行。

トンヘからソウルへ

高速バス

ソウル市内へ直行する高速バスが「トンヘ高速バスターミナル」から約30~60分間隔で出発しています。所要約3時間20分。運賃はバスの豪華さに応じて21,100ウォンから。

18きっぷ+ムーンライトながら
+DBSフェリー+学割で激安ソウル旅行

はにーさんからいただいた激安旅行情報です。東京-ソウル往復が学生割引で22,733円、一般でも25,533円!(換算レートは100ウォン=7.96円)

東京-ソウル格安移動術

東京からなら、青春18きっぷ&夜行快速ムーンライトながら
東京23:10(ながら)→小田原0:31→5:55大垣6:00→6:33米原
米原6:38(新快速)→7:37京都(平日)、米原6:35(新快速)→7:27京都(土日祝日)
京都7:48→9:58福知山10:01→11:28城崎温泉11:57→12:59浜坂13:12→13:57鳥取
鳥取14:02(鳥取ライナー)→15:47米子16:30→17:14境港
境港駅前17:47(100円循環バス)→境港水産物産センター17:57
※ 境港駅前17:35(連絡シャトルバス)→境港国際旅客ターミナル もあります。

途中下車して… 城崎温泉の足湯情報

城崎温泉駅の駅前には、さとの湯の無料の足湯もあります。
さとの湯で足湯に浸かって一息付くのも。

帰りのルート

境港12:22→13:06米子13:39→15:48新見15:50→17:25岡山
岡山18:01→19:26姫路19:27→21:53米原
米原21:57→22:31(平日)、米原21:54→大垣22:24
大垣22:48(ながら)→東京へ

さて、料金の計算

行きは、JRで 東京23:10(ながら)→小田原0:31
で運賃1,450円が必要なところを、最安プランでは小田急線に変更。
新宿22:54(快速急行)→23:27相模大野23:28(急行)→0:19小田原0:31(ながら)
この区間は850円に。

帰りは 境港→大垣22:48→豊橋0:17→東京5:05
で18きっぷ2日分としています。

なので、東京(新宿)→ソウルまでの片道・往復料金は
一般・片道
850円(小田急)+2,300円(18きっぷ)+510円(ながら指定料金)+0円(シャトルバス・100円不要)
+8,000円(フェリー2等)+日本円で約80円(1,000KRW・トンへ港→トンへ高速バスターミナルのバス)+約1,218円(≒15,300KRW・ソウルまでの高速バス・エコノミー車)
=12,958円

一般・往復なら
850円(行き小田急)+2,300円(18きっぷ)×3日分+510円(ながら)×2枚+14,000円(フェリー2等往復)+80円(トンへ港→高速バスターミナルのバスを円換算)×2+1,218円(ソウル行きバス)×2枚+約167円(出国施設利用料など・2,100KRW)
=25,533円

学割なら、いわゆるJRのと同じ学割申請証と学生証提示でスタンダードBの学割料金が片道料金8,000円→6,400円、往復料金14,000円→11,200円の約20%引きで行けるとのこと。

ということで学生割引を適用すれば、片道は
850円(小田急)+2,300円(18きっぷ)+510円(ながら)+0円(境港シャトルバス)+6,400円(学割フェリー2等)+約80円(トンへ路線バス)+約1,218円(ソウル行きバス)
=11,358円

往復だと
850円(行き小田急)+2,300円(18きっぷ)×3日分+510円(ながら)×2枚+11,200円(学割フェリー2等往復)+日本円で約80円(トンヘ路線バス)×2枚+日本円で約1,218円(ソウル行きバス)×2枚+約167円(出国税)
=22,733円

情報提供: はにー さん

運賃と為替レートは09年7月31日現在(100ウォン=7.96円)で計算しました。 (2009.8.16追記 トンヘ市内のバス情報を訂正)

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