大阪からソウルへ

このページの情報は2010年頃のものです。『発着港周辺のガイド』に各都市からのアクセス方法を紹介していますのでご参照ください。

大阪南港から釜山行きの直行フェリーが出ています。直行フェリーの運航は週3便ですが、下関港、博多港から高速船や夜行便など毎日複数便のフェリーが出ていますので、好みと都合に合わせたルート選びができます。

釜山からソウルへはKTX(韓国高速鉄道)で所要2時間40分~3時間程度。入国審査や乗りかえ待ち時間を含めて、釜山港に到着してから約5時間後にはソウルに到着できます。ソウルへの移動手段はKTXの他に、在来線のセマウル号、ムグンファ号のほか、高速バス、釜山近郊の金海国際空港から航空便の利用も可能です。

鳥取県境港市からは韓国東海岸のトンヘ(東海)市へ週2便が運航。大阪~米子、トンヘ~ソウル間に高速バスを利用すると翌日昼過ぎにソウルへ到着できます。

(このページの情報は2010年3月26日現在)

境港、トンヘ経由でソウルへ
日本海を渡る最安ルート

DBSクルーズフェリー

鳥取県境港市と韓国江原道のトンヘ(東海)市を結ぶ航路です。日韓航路で最安の2等運賃(対馬航路を除く)が設定されています。夜に出発して翌朝に到着する便利な運航ダイヤですので、昼間の時間を有効に使えます。

大阪から境港へ

楽なのは高速バス+JR境線の組み合わせ。早いのは新幹線+特急やくも号。

高速バスで行く

米子駅前行きの高速バスがなんば(OCAT)から約1時間おき、大阪梅田から約2時間おきに出発しています。所要時間は3時間20分~4時間。米子から境港までJR境線で所要約45分、日中は約1時間おき。

新幹線+やくも号で行く

岡山駅で伯備線の特急「やくも号」に乗り換えます。やくも号は約1時間間隔で運転。新大阪から米子まで所要約3時間。米子から境港までJR境線で移動します。

トンヘからソウルへ

高速バス

ソウル市内へ直行する高速バスが「トンヘ高速バスターミナル」から約30~60分間隔で出発しています。所要約3時間20分。運賃はバスの豪華さに応じて21,100ウォンから。

大阪港から直行便で釜山へ
瀬戸内海とナイトクルーズが楽しめるルート

パンスターライン

韓国の海運会社、パンスターラインが大阪から週3便を運航。大阪南港を午後に出航して、翌日の朝に釜山に到着します。太陽の出ている時間帯に明石海峡大橋、季節によりますが夕暮れから日没後に瀬戸大橋の下を通過、深夜に関門海峡を通るルートです。瀬戸内海の風景と夜景が楽しめます。

博多港経由でソウルへ
大阪出発の当日中に到達する最速ルート

福岡の博多港からは一般型のフェリー・カメリアラインとボーイング社が開発したジェットフォイル高速船・ビートル号/コビー号が就航しています。新幹線とこれらの昼行便を利用すると、大阪を出発してから約12時間後にソウルへ到着します。

ビートル号 / コビー号

カメリアライン

大阪から博多港へ

便利なのは新幹線利用。新大阪駅を早朝6時に出発する始発の「のぞみ」+博多駅からタクシーを利用すると、ビートル号の午前便に乗船できます。ただしビートル号の出発時刻は時季ごとに変わるため、接続できないプランになることも。必ず時刻表で確認してください。

節約するならフェリー利用。九州上陸後に電車か高速バスで博多駅へ。

新幹線で行く

新大阪~(「のぞみ」約2時間30分)~博多~(タクシー約10分、バス約15分)~博多港、全体の所要時間は約3時間。

高速バスで行く

京都・大阪から西鉄バスと阪急バスの夜間高速バス、ムーンライト号が運行されています。京都を20:50出発、大阪梅田を22:00に出発して博多駅に7:30、西鉄天神に7:40に到着。高速バスは道路事情により到着時間が前後するので、あらかじめ余裕を持ったプラン作りをお勧めします。

フェリーで行く

阪九フェリーが泉大津港と六甲アイランドから、名門大洋フェリーが大阪南港から新門司港へ運航されています。いずれも夜行便。インターネット予約割引を活用すると最安4,800円で利用できます。

どちらのフェリー会社もJR門司駅、小倉駅まで無料送迎バスを運行。小倉駅から博多駅までJRで所要約1時間10分、1,250円。高速バスなら所要約1時間20分、1,100円。

下関港経由でソウルへ
最も早い時間にソウルに到着できるルート

関釜フェリー / 釜関フェリー

関釜フェリーは下関港を毎日19:00に出発する夜行便です。日本から出発するフェリーの中では、この関釜フェリーが最も朝早くに釜山に到着して、すぐにKTXに乗り継ぐとソウルには午後の早い時間帯に到着します。

日本側の関釜フェリーと韓国側の釜関フェリーの共同運航です。

大阪から下関港へ

フェリーが発着する下関国際ターミナルはJR下関駅から近く、駅から歩道橋を歩いて約7分です。下関へ移動するのに便利なのは新幹線。大阪を出発して約3時間後に下関駅に到着します。安く移動したい方には新門司港までのフェリー利用がおすすめ。関釜フェリーの出港まで時間がたっぷりあるので、関門海峡エリアの観光を楽しめます。

新幹線で行く

最寄り駅は山陽新幹線の新下関駅。在来線に乗換えてJR下関駅で下車します。新大阪~(「ひかり」約2時間15分)~新下関~(在来線約10分)、全体の所要時間は約2時間30分。または新大阪~(「ひかり」約2時間00分)~新山口~(「こだま」約35分)~新下関(在来線約10分)~下関、全体の所要時間は約3時間。

高速バスで行く

大阪・神戸からサンデン交通の夜間高速バスが運行されています。大阪梅田から22:20出発、神戸三宮から23:55出発。下関駅到着は翌朝8:05。

フェリーで行く

阪九フェリーが大阪(泉大津港)と神戸(六甲アイランド)から、名門大洋フェリーが大阪南港から新門司港へ運航されています。いずれも夜行便。インターネット予約割引を活用すると最安4,800円で利用できます。

早朝にソウルに着きたいなら、
釜山から夜行便を利用

コビー号最終便やカメリアラインなどで釜山港に夕方に到着して、その日の深夜に出発する夜行便を利用するルートです。

セマウル号・ムングファ号

釜山-ソウル間は高速鉄道のKTX以外にも、在来線特急のセマウル号、急行のムングファ号が運転されています。セマウル号は所要時間が短く、ソウル駅に真夜中に着いてしまいます。早朝まで車中に留まりたい方は出発時間の遅いムングファ号の利用をお勧めします。

釜山駅 >> ソウル駅
セマウル号・1010便 ムングファ号・1226便
釜山駅(出発) 22:25 23:00
ソウル駅(到着) 3:10(翌日) 4:20(翌日)

高速バス

釜山地下鉄1号線の終点、老圃洞駅(ノポドン駅)に隣接している釜山総合バスターミナルから韓国全土へ向けて高速バスが発着しています。ソウル行きは日中は約15分間隔、夜22時から24時過ぎまでは5~20分間隔で出発しています。所要時間は約5時間半ですが、大型連休など帰省シーズンは高速道路が渋滞して到着が大幅に遅れることがあるので注意が必要です。

  • フェリーで海外旅行へ行こう! 釜山港周辺の交通ガイド: フェリーターミナルから釜山駅、バスターミナルへの移動方法など

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